コロナ禍の株式投資と不動産投資の表と裏
株式投資と不動産投資の違い

まずは投資の代表的な株式投資と不動産投資について比較を交えて見ていきましょう。物事には全て表もあれば裏もあります。つまり、メリットとデメリットがあるわけです。大まかな特徴を述べます。
【株式投資】
●目的=値上がり益。
●具体例=1,000円の株式を1,000株持っていて、1,200円になった時に売れば20万円の儲けが出ます
●メリット=うまくいけば利益が大きい。日々値動きするので投資をしている実感がありワクワク感がある。いわゆる投資妙味がある。
●デメリット=景気の動向で、最悪ただの紙切れになる可能性もある。日々の値動きが気になりストレスになる
【不動産投資(売却しないケース)】
●目的=毎月の家賃収入。
●具体例=家賃8万円のマンションを1年間貸せば年間96万円の収入
●メリット=住居用の家賃は景気動向に、ほぼ左右されない。毎月決まった日に定額が入金されるので、将来の資産形成の計算がしやすい
●デメリット=株のように家賃が頻繁に変更されないので、投資の面白さがない。空室が出れば家賃が入ってこない。家賃の下落リスクがある。
【不動産投資(売却するケース)】
●目的=値上がり益。
●具体例=2,000万円のマンションを持っていて、2,200万円になった時に売れば200万円の儲けが出る
●メリット=うまくいけば利益が大きい。
●デメリット=景気の動向により、大幅な物件価格の下落リスクがある。
【株式投資】と【不動産投資(売却するケース)】は目的・メリット・デメリットともに似ていることが分かります。
株式は、日々の値動きがあるので投資の面白さがありますし、値上がりした時のキャピタルゲインがあるのが魅力ですね。
ただ、長期間安定して資産を運用するという視点でみるとどうでしょう・・・ちょっと、危なっかしいですね。つまり、安定性がない。
それに対し、不動産投資(売却しないケース)は、毎月決まった額の家賃収入があるので安定性がありますね。
だから、どっちが良いとか悪いとかではないのです。何を目的にやるのか?これが、最も大切なのです。
将来の年金を補うために行うためであれば、安定性が欲しいので不動産投資(売却しないケース)になると思います。
ただ、不動産投資(売却しないケース)にも、空室と家賃下落というデメリットがあります。
このデメリット(リスク)はゼロに出来ませんが、購入時に買う物件を間違えなければデメリット(リスク)を減らすことは出来ます。
株式投資の場合は、今回のコロナやリーマンショックでの株価暴落のように、なかなか事前にデメリット(リスク)を減らすことは難しいです。
それでは、次に東京圏の家賃動向と株式市場の値動きについて、データをもとに確認してみましょう。
コロナ禍の株式市場と東京圏の家賃動向

まずは株式市場について見ていきましょう。
●近年の3大株価下落時の推移

コロナショックは、他のリーマンショックやITバブル崩壊に比べれば、株価の回復は非常に早かったようです。ただ、約30%も落ち込み回復に15週、つまり約4か月もかかっていることが、上のグラフからも分かります。それでは、東京圏の家賃動向は、どうでしょうか?
●東京圏の賃貸マンションの家賃変動率の推移

上のグラフの形だけを見てみると、乱高下しているように見えます。でも、よく見て下さい。平成23年の9月の2LDK~3LDKタイプが一番下落していますが、それでも、前回調査比で、たったの0.7%ぐらいのマイナスにしかなっていません。家賃100,000円が99,300円、つまり700円しか下がっていないことになります。上のグラフを見て、約10年間に渡り東京圏の家賃が、いかに安定しているかが分かります。
やはり、安定収入を求めるなら不動産投資での家賃収入

先ほどのデータを見ても分かるように、株式投資は値動きが激しく、景気に大きく左右されることから大きな値上がり益のチャンスがある反面、急落すると一気に30%も資産が目減りする可能性があります。
その点、東京圏で家賃収入を得ることを目的とした不動産投資は、景気の変動にかかわらず、家賃の変動が、ほぼ横ばいなので将来に渡り安定的に収入を確保する事が見込めます。
株式投資のようにハラハラして精神的なダメージを受けることもありません。
以前のブログ【投資の最大のデメリットは精神的ストレス】にも書きましたが、会社員や公務員など本業をお持ちの方にとっての投資の最大のデメリットは精神的ストレスだと思います。
投資妙味を得られる株式投資は魅力的です。
しかし、将来のために安定的にコツコツと手間なく・ストレスなく資産形成をしていく上では、株式投資をメインにやるべきではないと思います。
そういった意味で、家賃収入を得ることを目的とした不動産投資が、本業をお持ちで忙しい会社員や公務員の方におススメなのです。
手間なく・安全に・リスクを抑えマンション投資を始めたい方は、まず一度弊所にお問い合わせ頂ければ、サポートさせて頂きます。
まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。最後までお読み頂きありがとうございました。