一番おすすめの投資(資産運用)は何でしょう? ~投資の目的と手段~
世の中にはたくさんの資産運用方法がありますよね。
株式投資・先物取引・FX・不動産投資・投資信託・国債などあげればキリがないほど様々なものがあります。
不動産投資ひとつとっても・・・
・東京でやるのか?地方でやるのか?
・新築なのか?中古なのか?
・戸建てなのか?集合住宅なのか?
・マンションなのか?アパートなのか?
・区分なのか?1棟物なのか?
と選択肢は非常に多いです。
どれを選択しても自分の資金を投資することで資産を運用していくものに違いはありません。
だから、投資をスタートさせようとする人が、どれを選択するのかを迷うのは当然だと思います。
『投資』というものを定義づける
『投資』とは何か?人によって、様々なイメージがあると思います。
私は『投資』を「自分の努力ではどうしようもなく、収入が得られなくなったときのために、収入を運んでくれる手段」と定義づけています。
別にこの定義が良い悪いということを言っているのではありません。
ただ、このように定義づけると・・・
「将来働けなくなったなどの理由で収入が入ってこなくなったときのため」ですから、もちろん現在のお仕事は継続して頑張って続けて頂きたいというのが私の考えです。
だからこそ・・・
今の会社や仕事を含めた日常生活を大切にして欲しいと考えています。
仕事を含めた今の日常生活は大切です。
しかし・・・
老後の2000万円問題などのように、将来のために「投資」をしなければならないのも事実です。
そのためには・・・・
手間やストレスを出来るだけかけずに、始められる投資をするべきだと思います。
もうひとつは・・・・
「再現性が高い」投資であるということです。
つまり、ポイントさえ押さえて実行すれば、
誰がやっても同じような結果が得られる投資ということです。
基本的に「再現性が高い」投資は、リスクも低くリターンも少ないものです。
再現性も高く、ローリスクハイリターンな投資は世の中にありません。
今の話をまとめると・・・
- 投資の定義➡自分の努力ではどうしようもなく、収入が得られなくなったときのために、収入を運んでくれる手段
- 今の会社や仕事を含めて日常生活は大切にしたい
- 日常に影響なく、手間やストレスをかけたくない
- 得られるリターンは少なくてもリスクは低く再現性が高い投資がいい
となります。
どの投資が一番よいですか?
この仕事をしていると頻繁に「どの投資が一番いいですか?」と聞かれますが、きまって次のように答えています。
株もFXも不動産投資も投資信託も、どれもいいですよ。
どれが一番なんてありませんよ。
よく考えてみて下さい。
仮に、株式投資が投資の中で一番良い投資なら、不動産投資もFXも投資信託も先物取引も、とっくの昔に世の中からなくなっているはずじゃないですか?
でも、まだ存在していますよね。
それに、どの投資でも大成功している人は一定数存在します。
どの投資が一番なんてありません。
じゃあ、なぜマンション投資をすすめているの?
「じゃあ、なんで不動産投資をすすめているの?しかも、不動産投資の中でもマンション投資なの?」と言われることがあります。
それは・・・
先ほどの
- 投資➡自分の努力ではどうしようもなく、収入が得られなくなったときのために、収入を運んでくれる手段
- 今の会社や仕事を含めて日常は大切にしたい
- 日常に影響なく、手間やストレスをかけたくない
- 得られるリターンは少なくてもリスクは低く再現性が高い投資がいい
という定義に当てはまるのであれば、マンション投資が一番適した投資ということになるからです。逆を言えば、この考え方に当てはまらないのであれば、マンション投資が一番良いとは言えないのです。
一番よい靴が欲しいです
ちょっと、角度を変えて別の具体例でお話します。
あなたが街の靴専門店に行って店員さんに「一番いい靴が欲しいんですけど、どの靴がいいですか?」と聞いたとしましょう。
店員さんは、『一番いい靴って一番高い靴の事かな?それとも、一番頑丈な靴なのかな?そもそも、何の用途で使う予定なのかな?仕事用なら革靴だし、登山するなら登山用のシューズだしな・・・』
と考えるはずです。
だから、「どの投資が一番いいですか?」という質問も同じなんですね。
その不動産投資は、本当に失敗ですか?
ワンルームマンション投資を始めている人で、失敗したという話を何回か聞いてきました。
【ケース1】
最初の頃だけしか節税にならないのに、「そんなに節税にならなかった!やるんじゃなかった!」という人がいました。
不動産会社とのやり取りが分かりませんので、何とも言えませんが、マンション投資のセールスポイントを節税という点にフォーカスしてマンションを販売したのかもしれません。
良い悪いは別にして、この人は節税を目的にワンルームマンション投資を始めています。
ワンルームマンション投資は、最初の1~2年ぐらいしか節税にならないケースが多いです。
だから、この人のワンルームマンション投資は失敗と言えると思います。
【ケース2】
ある人はワンルームマンション投資を始めて数年経過していました。
「よくよく考えたら、毎月家賃は支払いローンでなくなるし、全然儲かってないからワンルームマンション投資なんて儲からない。失敗した」と言っていました。
この人はごく普通の会社員で、話を聞く限り購入した物件はマンション投資用の物件としては問題なさそうでした。
このケースはマンション投資に失敗したと言えるのでしょうか?
私の先ほどの定義に沿って、その方に、質問をしていきました。
①投資➡自分の努力ではどうしようもなく、収入が得られなくなったときのために、収入を運んでくれる手段
②今の会社や仕事を含めて日常は大切にしたい
③日常に影響なく、手間やストレスをかけたくない
④得られるリターンは少なくてもリスクは低く再現性が高い投資がいい
すると・・・
「そうですね。言われてみれば、他の投資に比べて手間がないですよね。」
「毎月、通帳に家賃が入ってきてローンが引き落とされているだけだし。」
「この3年で一度だけ退去があった時も、不動産管理会社から電話があって、面倒な賃貸募集や賃貸契約なんかも全部やってくれてましたしね。」
「日常生活に影響ないのは本当ですね。」
「あっ、そういえば、不動産投資しているんだって忘れるときがあるぐらい手放しだし。」
とおっしゃっていました。
続けて、こうもおっしゃっていました。
「手放しでラクで、その上で毎月お金がたくさん入ってくる。そんなうまい話は、詐欺ぐらいなもんですよね」と。
現在の東京都心の中古ワンルームマンション投資は、頭金10万円でスタートすると毎月のキャッシュフロー(※入ってくる家賃収入-出ていくマンションのローンの支払い)がトントンになるケースがあります。
しかし、賃借人の家賃収入でローンを支払えているので、年月が経過していく中で、毎月ローンの元本支払い済みの部分が増えていくので、資産が増えていきます。
そして、無理のない繰り上げ返済を実行していけば、当初のローン期間も短くなります。
そして、ローンが完済すれば、家賃収入という果実のみが手に入ります。
先ほどの『自分の努力ではどうしようもなく、収入が得られなくなったときのために、収入を運んでくれる手段』という役目をマンション投資は、いかんなく発揮してくれることになります。
まとめ
あなたの投資の目的が先ほどの定義に当てはまるのであれば、マンション投資はおすすめです。
逆にいえば、当てはまらないのにマンション投資をすると、先ほどの人のように「マンション投資に失敗した」と将来になって言うようになると思います。
投資の定義は人によって違うはずです。良い悪いはありません。
『あなたは何のために投資を始めるのですか?』この問いに対する自分なりの答えがないと、数年後にあなたも『投資に失敗した』と言うかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。